先月の人気ランキング 1位
エスメラルダダイヤモンド
先月の人気ランキング 2位
tomiofukuda
先月の人気ランキング 3位
ドミニカワイニー
12月マンスリーブレンド
ブルーマウンテンブレンド
Arrow
Arrow
Slider

コーヒーの競技会について

SCAJ2016 コーヒー

毎年東京ビッグサイトで開催されているSCAJスペシャルティコーヒーの展示会はコーヒーの祭典のような存在です。
各生産国の生産者の方や日本国内の輸入商社、包材関連企業なども数多く出展されており毎年行くだけの価値はあると言えます。
しかしSCAJは単なる展示会ではなく、コーヒーの競技を行っているブースもあります。

毎年多くの方がその競技の頂点を目指して争うわけですが、今回はその競技内容について簡単にご紹介させていただきたいと思います。

【目次】
ジャパン バリスタチャンピオンシップ
ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ
ジャパン ラテアート チャンピオンシップ
ジャパン カップテースターズ チャンピオンシップ
ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ
ジャパン ブリュワーズカップ
ジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ

ジャパン バリスタチャンピオンシップ

名前の通りバリスタが競い合う競技です。
内容は「エスプレッソ」 「ミルクビバレッジ」 「シグネチャービバレッジ」の3種類のドリンクを提供することになります。

評価基準は味だけではなく、作業工程や効率性なども判断されるため勝ち抜くためには何度も繰り返し訓練することが欠かせません。
そんなに細かくチェックされていては私なら緊張して大失敗してしまいそうです。


シグネチャービバレッジというのはあまり聞きなれない名前ですが創作ドリンクを指しています。

この競技ルール自体は世界大会であるWBC(ワールドバリスタチャンピオンシップ)に定められており、ジャパン バリスタチャンピオンシップの優勝選手は日本代表としてWBCへ参加する権利を得ることが出来るのです。

ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ

こちらはサイフォンの抽出技術を競いあう競技です。
サイフォン自体が元々演出効果の高い抽出方法な事もあり、見ているだけでも非常に楽しい競技です。
2種類のブレンドコーヒーを使って時間内にコーヒーを作りその内容を競い合います

ジャパン ラテアート チャンピオンシップ

ドリンクメニューとしても人気のラテアートの技術を競い合う競技です。
私もラテアートには何度か挑んだことはありますが、なかなかうまく作ることが出来ません。
焙煎やカッピングのスキルとは全く別のものが必要になるとはいえ、コーヒーの仕事に携わる以上は最低限の技術は習得しておきたいものです。

評価基準はもちろんラテアートの完成度ですが、それだけではなく抽出工程なども大切です。
高得点を狙うのであれば事前練習と無駄の無いオペレーションなど工夫が不可欠です。

ジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ

この競技は割とシンプルな内容です。
カップが3つ置かれそのうちの1つだけが違う種類のものが置いてありますので、カッピングをすることでその違いを判断していきます。
それが8問分あり合計24種類のカップを飲むことになります。
3個のうち1個の種類が違うものを当てるだけと書くと割と簡単に思われるかもしれませんが、シンプルなものほど意外と難しいものです。

味覚的にある程度似た品種同士の比較が必要になるなど、繊細なカッピング能力が必要になります。
事前に薄味のコーヒーで比較出来るようにしておくなど、カッピング技術を高めることが最低条件です。

正解数を競い合う競技なのですが、正解数が同数であれば最終的にはカッピングスピードで順位が決められます。
最近では上位の入賞者の方は全問正解になっていますので、勝つためにはいかに短時間で味を判断することが出来るのかということも大切です。

余談ですが、当店の店長も味覚的に鋭いものを持っています。
私が内容を隠して出したブレンドコーヒーを飲んで、品種を特定してくるなどたまに驚かされることがあります。

ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ

ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ (JHDC)は2012年に誕生した比較的新しい競技です。
日本独自の競技会であり内容についても定期的に見直しが行われており進化を続ける競技と言えるかもしれません。


使用するコーヒー豆自体は共通のものを用いることになります。
普段使い慣れた豆ではありませんので、どの品種でも適切な抽出が出来るように練習を重ねる必要があるでしょう。
ハンドドリップは抽出する人によって出来上がりが大きく異なりますので、個人の技術が大きく左右する競技と言えます。
評価は審査員が目隠しした状態で試飲したコーヒーに点数をつけていきその点数を競うことになります。

ジャパン ブリュワーズカップ

JHDCに少し似ていますがこちらは器具やコーヒー豆の選択肢が多い、自由形のような競技です。
抽出器具自体はペーパーやネルはもちろん、フレンチプレスやエアロプレスなど多くの抽出器具の中から選択して使用することが出来ます。
(エスプレッソのような、機械的な動力ものは使えません)

JHDCが共通の条件で競い合う競技なのに対して、ブリュワーズカップでは個人が最も得意とする抽出条件で出来上がる抽出液を競うことになります。

ジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ

最後になりますが、この競技は焙煎技術を競いあうものです。

コーヒーの世界では焙煎はいわば「調理」のような工程に相当するわけで、基本的にどのような焙煎方法をしているのかの本質的な部分はあまりオープンにすることはありません。
しかしこの競技では「風味特性」と「焙煎方法」を事前に申告してから焙煎に挑むことになります。
その焙煎方法に出来るだけ近い内容で焙煎した人が勝利することが出来るという競技です。