カフェインレスコーヒーと美味しさについて

カフェインレスコーヒーと美味しさ

最近特にカフェインレスのコーヒーを目にする機会が増えたように感じます。

海外では知名度が高いカフェインレスコーヒーですが、日本ではコーヒー以外にも色々な飲み物があるためかカフェインレスコーヒーの知名度は今ひとつという印象を持っていたのですが、身近で購入することが出来るようになり今後は需要も増えていくのかもしれません。

脱カフェインと美味しさの関係

カフェインレスコーヒーについては過去何度か書いたことがありますが、焙煎後のコーヒー豆からカフェインを除去するわけではなく、生豆の段階でカフェインを除去していきます。
そのカフェインを除去する工程でどうしてもコーヒーが本来持っている味わいなどが少なくなりやすいのです。

コーヒーの美味しさを追求するのであれば、出来るだけコーヒーの味わいを残した状態でカフェインだけを除去したいものです。

現在水を利用したカフェイン除去方法と、超臨界二酸化炭素という除去方法でカフェインを取り除くことが多いです。
どちらも元のコーヒー豆の味を完全に残しているわけではありませんが、コーヒーの風味を残しつつカフェインを取り除くことの出来る脱カフェイン技術です。

今後もよりコーヒーの風味を残したカフェインレスコーヒーが登場することを期待しています。

ちなみに実はカフェイン除去の施設はどこにでもあるわけではなく、生産国から脱カフェイン施設のある国へ一度移動させてからカフェインを抜き、その後消費国へ輸出されてくることが多いようです。

元々カフェインを含んでいない生豆

一部では元々カフェインを含んでいないコーヒー生豆も研究によって作り出されています。
最初からカフェインを含んでいないため、もちろん脱カフェイン処理を行う必要もありません。
風味的にも一般的なコーヒー豆と遜色ない品質であれば、最も美味しいカフェインレスコーヒーとなるかもしれませんね。

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