缶コーヒーに使用されている原料は当然コーヒー豆です。
しかし使われているコーヒー豆はどのような品種なのでしょうか?
もちろん数が限られているスペシャルティコーヒーで缶コーヒーを作ることは現実的に困難なことはわかりますが、品質的にどのぐらいのものが使われているのか確認していきたいと思います。
缶コーヒーの原料は様々です
チルドタイプのコーヒーがコンビニで売られ始めた頃は缶コーヒーの原料はそこまで良質なものは使われていなかった印象が強いです。
(もちろんメーカーにより異なりますが。)
美味しいコーヒー飲料はチルドカップというのが私が当時持っていた印象です。
砂糖とミルクが入った状態で売られるために、苦味をしっかり出したいということもありカネフォラ種(ロブスタ種)のコーヒー豆をメインに使っていた、どちらかというと価格重視の原料が使われていたのだと思います。
しかしコンビニのカウンターコーヒーがこれだけ普及してきており、缶コーヒーへの影響もやはり大きかったようです。
淹れたてのコーヒーを提供するカウンターコーヒーが一杯100円で販売されているのですから、缶コーヒーは比較対象として見られるのは仕方が無いことかもしれません。
缶コーヒーも今まで通りの品質を続けるのでなく、内容を見直す転換期に来ているのかもしれません。
使われているコーヒー原料も変化してきました
缶コーヒーに使われているコーヒー原料も変化してきています。
アラビカ種単独品種であることを前面に打ち出している商品も増えてきており、利便性だけでなく品質に関してもこだわり始めているのだと思います。
しかし一方で缶コーヒーは資材や運搬費用がコストを占める割合も大きく、あまり原料にこだわり過ぎると価格的に難しいのではないかという余計な心配もしてしまいます。
缶資材も見直しなどもされている缶コーヒー業界ですが、場合によっては今後値上がりなども必要になってくるのかもしれません。
【関連コラム】
缶コーヒーの「缶」の材質は?