新年あけましておめでとうございます。
年末からゆっくりと休ませていただき、リフレッシュすることが出来ました。
気持ち新たに今年も一つずつ頑張っていきたいと思います。
新年最初のブログは 「コーヒーと水の関係」 について書こうと思います。
中国でのコーヒーの飲み方
中国はご存知の通り世界一の人口の国であり、非常に大きな影響力を持っていると言えます。
まだコーヒーはそれほど浸透していませんが、もしコーヒー文化が広まり中国全体的にコーヒーを飲むようになれば確実にコーヒーは不足し世界的に品薄になってしまうのではないかと思います。
さて、 先日中国を訪問されていた方から聞いた中国のコーヒー事情によると、現在の中国でのコーヒーの飲み方ですがレギュラーコーヒーを使う場合にはエスプレッソで抽出されることが多いようです。
もしくはインスタントコーヒーですね。
なぜエスプレッソの割合が多いのだろうかと少し考えましたが、中国の水の硬度が関係しているのでしょう。
中国の水は日本に比べて硬水に相当します。
以前もブログに書きましたが、ペーパードリップで抽出するには日本のような軟水が好ましく、硬水では抽出が不十分になりやすいのです。(正確には硬水に多く含まれるミネラル分が味に影響を与えます。)

そのためエスプレッソコーヒーが多く、粉の挽き方もエスプレッソ用になっているのでしょう。
ヨーロッパ諸国の多くでエスプレッソが主流となっていった経緯と同じですね。
ご存知の通り中国は非常に広大な国ですので地域差は非常に大きいです。お話を伺った方は北京を中心に滞在されていたので南の方ではまた違うのかもしれません。
日本の水とコーヒーの相性
さて一方の日本の水ですが、こちらは基本的に軟水です。
そのためペーパードリップでもコーヒーの美味しさを最大限に引き出すことが出来るというわけです。
もちろん水出しコーヒーなどとも相性が良い水質ですね。
日本は環境的に美味しいコーヒーを飲みやすいありがたい国なのですね。
ただし日本は山岳列島ですので地域によって水の硬度も大きく異なり、地域によってはヨーロッパ以上に硬い水の地域もあります。
もしコーヒーの抽出で国内のミネラルウォーターを使うのであれば水の硬度を事前に確認しておくといいでしょう。
ちなみに、参考に拝見したサイト「世界の水の硬度」(https://sekken-life.com/life/sekainokoudo.htm)によると、アフリカ(データはケニア)は日本よりも軟水のようです。
コーヒー発祥の地ですからやはり自然と水もコーヒーに適しているのでしょうか。
その点、硬水の多いヨーロッパの方がコーヒーを美味しく飲むべく攻略されるのは大変だっただろうなと思います。
軟水に恵まれた日本に生まれて良かったと思います。
それでは本年も引き続き宜しくお願い致します。