コーヒーを飲む時に砂糖を入れない方が健康に良いのでしょうか?
カロリーだけで考えると砂糖を入れない方が良いに決まっていますが
私自身はコーヒーを飲む時には基本的にブラックで楽しんでいますが、これは別に健康に気を使っているわけではなく長年の習慣です。
もちろんカップテストの時には砂糖やミルクを入れることもありますが、普段は砂糖を加えてコーヒーを飲むことはまずありません。
今回は健康のためにはどちらが良いのか改めて考えてみました。
コーヒーと砂糖の組み合わせ
コーヒーと砂糖は味覚面での相性は非常に良いです。
特に深煎りで苦味がしっかりしているコーヒーに砂糖を加えて飲むと抜群に相性がよく美味しく飲むことが出来るでしょう。
冬の寒いときはもちろん、夏場でもホットコーヒーに砂糖とミルクを加えて飲むと気持ちもリラックス出来ることからおすすめです。
またコーヒーはブラックの状態ではほとんどカロリーを含んでいない飲み物です。
「コーヒー豆」自体には100gあたり400Kcal近くのエネルギーを含んでいるのですが、抽出液となると1杯あたり4Kcal相当と一桁のエネルギーしか含んでいません。
カロリーを含んでいる固形分については紙やネルなどを使った抽出工程で取り除かれるためですね。
コーヒー自体が殆どカロリーを含んでいないということは多少砂糖を加えたところでカロリーを過剰に心配する必要はないと考えることも出来ます。
コーヒーと砂糖は健康に良い?
さて本題の「砂糖を加えることが健康に良いかどうか」ということですが、これは一概に決めることは難しいです。
まず砂糖が体に良いのかを考えてみましょう。
砂糖は糖分の塊とも言える存在で摂取しすぎると当然体に良いとは言えません。
また最近では糖分を摂り過ぎると依存性が高いとも言われています。
しかし単純に砂糖が悪いというよりも、要は使う量の問題であり砂糖が悪者というわけではないと思うのです。
砂糖自体は摂取することで脳の栄養分になるとも言われています。
普段ブラックコーヒーを飲んでいる方もデスクワークが続いている中でコーヒーを飲んで、もうひと頑張りしたいような時には砂糖を少し加えて頭のリフレッシュをされるといいかもしれませんね。
コーヒー豆に含まれている糖質は?
コーヒー豆自体にも糖質は含まれているのですが、これは直接的な「甘味」として表れることはなく酸味や口当たりに影響を与えると言われています。
それではコーヒーを飲んだ時に感じる「甘味」の正体とは一体なんなのでしょうか?
もちろん砂糖のように直接的に甘いというものではありませんが、コーヒーをブラックで飲んだ時にほのかな甘みを感じることがあります。
これにはコーヒーの持つ酸味や口当たりのまろやかさ、質感などの複合的な要因で「甘い」と感じるようです。
甘味のあるコーヒー豆と言えば樹上乾燥のトミオフクダ ドライオンツリーが有名です。
コーヒーチェリーを黒く乾燥するまで樹につけたままにするという非常に特殊なコーヒー豆で、収穫間際まで栄養分をしっかりと吸収することから甘味を含んだ素晴らしい風味のコーヒー豆になります。
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複数の生産国のコーヒー豆をブレンドして全く新しい味わいを作り出す際にこの「甘味」をどれだけ引き出すことが出来るのかというのは腕の見せ所の一つと言えるでしょう。
話が少し逸れてしまいましたがコーヒーと砂糖の組み合わせは味覚的にも非常に相性がよく、またコーヒー自体のカロリー自体も少ないことから適量の砂糖を加えたとしてもカロリーをそこまで心配することは無いと思います。
(もちろん飲む杯数や砂糖の量にもよりますが。)
普段はブラック派の方も少し疲れた時のリフレッシュやもうひと踏ん張り頑張りたいときには、コーヒーに砂糖を加えて飲んでみてはどうでしょう。
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