コーヒーベルト
コーヒーの栽培に適しているエリアは限られており、世界中のどこでも生産できるというものではありません。
ブラジルやエチオピアなど熱い地域を連想される方が多いと思いますし実際そうなのですが、気温が高ければいいというものでもなく、アラビカ種のコーヒーでは22度以下、頑丈なカネフォラ種のコーヒーでも28度までが適温と言われています。
また、まとまった水も必要なので、年間降水量がある程度多い地域でなければ生産は難しく、さらに直射日光は苦手ですが、全く日陰なのもダメ 。
コーヒーは結構気難しい植物なのです。
そんなコーヒーの栽培に適しているのは赤道直下から南北共に緯度25度までの範囲と言われています。
そのエリアをコーヒーベルトと呼び、中南米やアフリカなどがその中に入っています。
日本は基本的にコーヒーベルトに入ってはいないのですが、沖縄の一部地域などでコーヒーの栽培もおこなわれています。
(先日訪問した際には残念ながら見ることは出来ませんでしたが。。)
ちなみに紅茶でティベルトというのもあるらしいです。基本的には同じような範囲となっているようですね。

気候条件で変わるコーヒーの精選方法
標高が高い理由
◯◯マウンテンのように山の名前がつけられたコーヒーはいくつかありますが、コーヒー栽培に”気温がある程度低くなければいけない”という条件があるために、標高の高い山で生産されることが多いわけです。
基本的に標高1000m以上で栽培されていますが、日本で置き換えて考えるとかなりの高さであることがわかると思います。ゆう珈琲の地元・神戸で一番高い山は六甲山ですが1,000mはありません。
乾季と雨季
コーヒーの精選工程でコーヒーチェリーを乾燥させますが、ある程度の日数を要します。
乾燥期間中に雨が降りますとコーヒーにダメージが発生する懸念があることから、”ある程度まとまった雨が必要”であり同時に”乾季と雨季がはっきり分かれている”地域が栽培に適しているわけです。
乾季雨季がはっきり分かれているブラジルが果肉のまま乾燥させる非水洗式(ナチュラル)であるのに対し、他の生産国では果肉を除去した後に乾燥させる水洗式(ウォッシュド)という精選方法を行っている理由としては、この天候的な要素も関係しています。
ドライオンツリー
その中でもブラジルの「トミオフクダ ドライオンツリー」は、樹の上でコーヒーチェリーが乾燥するまで収穫しない、こだわり商品と言えるでしょう。
チェリー落下などのリスクやコーヒーの樹に大きく負担がかかるデメリットはありますが、栄養分を収穫間際まで吸収しており、ほのかな甘みを含んだコーヒー豆となっています。
ゆう珈琲のコーヒー紹介
トミオフクダ ドライオンツリー
- 商品名
- トミオフクダ ドライオンツリー
- 販売価格
-
745円(税抜価格 690円)
- 内容量
- 100g
- 焙煎の種類
- ミディアムロースト