コーヒーの実の果肉はどうなる?
コーヒーは収穫した時点ではサクランボのような状態です。コーヒーチェリーと呼ばれるゆえんです。
そこから果肉や殻を取り除き、中の種を取り除いたものがコーヒー生豆となります。
では取り除かれた果肉は最終的にどうなるのでしょうか?
コーヒーの起源と言われている伝説の中に、エチオピアの山羊使いの少年カルディがコーヒーチェリーを食べて山羊が元気になったのを見つけて口にした、という話があります。
(この伝説が某有名店の屋号の由来ですね)

この話から考えると、コーヒーチェリーにもカフェインや栄養成分が含まれており、なにか有効活用できそうだなと考えたことがあります。
コーヒーチェリーでワインが作れるのではないかと考えたこともありますが、病害虫対策で農薬が使われていることもあり難しいようですね。
現在、精選の段階で取り除かれたコーヒーチェリーは基本的には堆肥とするか、場合によっては廃棄しているようです。
出来るだけ地球環境に優しい方法を取ってほしいとは思います。
Ts氏の家庭菜園 第2話
私の家庭菜園の話になりますが、生ごみや落ち葉から堆肥を作る場合には発酵・分解させることになります。
私もよくわからない状況で始めました。
調べてみるとダンボールを利用した「ダンボールコンポスト」というものが良いということでした。
通気性の良いダンボールに生ごみを入れて発酵させていきます。
通気性が良いと、酸素を必要とする好気性微生物が働き70度近くの高温となり一気に分解されていきます。
一見すると素晴らしい方法のように思いますが幾つか注意点があります。
まず虫の問題です。かれらはごく小さな隙間にでも侵入していきます。
虫が入ってきて分解を促進するという側面もありますが、あまり有難くはありませんので、出来ればご遠慮いただきたいところです。
日々の生ごみを投入する際など、いつ入るかわかりませんので要注意です。
またもう一つの問題が耐久性ですね。
やはりダンボールですので、そんなに強いものではありません。
有機物の分解構成で発熱と共に水が発生するのですが、湿気てしまうと当然ダンボールが少しずつ傷んでしまいます。
私は試行錯誤した末、バケツ式で3段階に分けて堆肥をつくるようにしており、今のところは順調に出来ています。エコも結構楽ではありませんね。
将来生きていく人たちのことも考え、出来るだけ環境に配慮した循環型のライフスタイルを構築していきたいものです。