コーヒーの苗は市販で売られている
雑貨屋や100円均一のお店などで買い物をしていると「コーヒーの苗」が販売されていることがあります。
潤沢に在庫があるわけではないようで品切れになっていることも多いですが、どのようにしてコーヒーの苗を国内で販売しているのか個人的には気になるところです。
海外で発芽した苗を船で運んできているのか、パーチメントコーヒー(殻付きのコーヒー生豆)で輸入したものを日本で発芽させているのかどちらかだとは思うのですが、どちらにしてもそれなりに労力がかかっているのだと思います。
我が家でもコーヒーの苗は購入したものが2本,職場には種から発芽させたものが1本あり、スローペースではありますが少しずつ大きくなっています。
コーヒーの品種はなんだろう?
職場で私が育てているコーヒーの木は、いただきものであるエチオピアのパーチメント(殻付きコーヒー豆)を使って発芽させましたので、エチオピア原種であるはずです。
しかし市販で売られているコーヒーの木の品種となると難しいところですね。
おそらくは、多くが耐性の強いカネフォラ種だとは思います。
インスタントコーヒーなどにも使用されるカネフォラ種は、高級豆の多いアラビカ種に比べて病害虫に強い品種ですので、育てやすさから考えるとカネフォラ種だろうという勝手な推測です。
注意:カネフォラ種は「他家受粉」
もしも、
「自分でコーヒーの木を育ててコーヒーの実を収穫したい」
「生豆を取り出して自分で焙煎したい」
などと考えているのであれば、注意が必要です。
アラビカ種は自家受粉できますので1本の木で実をつけることが可能ですが、カネフォラ種の場合には他家受粉のために、結実・収穫には少なくとも2本の木が必要になるわけですね。
ちなみに私の育てているコーヒーの木は長いものではもう5年目になりますが、大きくはなりましたが花が咲く気配もありません。
一度は綺麗な花を見せて欲しいものです。
順調に成長し、めでたく実がついたとしてもコーヒーの木一本から収穫することの出来るコーヒー豆は500g前後しかないそうです。
3年間以上の時間をかけても収穫することが出来るのが500g程とは、育てるのが本当に大変な植物であるのがわかります。
生産者の苦労に感謝しながら大切にコーヒーを味わいたいものです。