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コーヒー生豆の新物と熟成 味わいの関係

コーヒーの種子であるコーヒー豆は長期間保存することも可能なものです。
しかし品質が変化しないわけではなく、時間と共に風味や香りは変化していきます。
それではどの段階のコーヒー豆が一番美味しいのでしょうか?

少し違いますが紅茶の世界ではファーストフラッシュ、セカンドフラッシュといった言葉があります。
いわゆるファーストフラッシュが春、セカンドフラッシュが夏に茶葉を収穫したものを指しているのですがそれぞれで風味が異なり、どのタイミングが一番美味しいのかは一概に決められない話です。

コーヒー生豆の保存についての同様の事が言えます。
長期間保存せずに使うのが基本なのですが、新鮮な生豆が一番美味しいのかと言われると必ずしもそういうわけでもありません。

コーヒー豆の新物について

コーヒーでは収穫年度に応じて「クロップ」という言葉で区別しています。
ニュークロップ、カレントクロップ、パーストクロップ、オールドクロップの4種類です。

ニュークロップが収穫されて一年以内のコーヒー生豆で、収穫されてからの期間が短いコーヒーです。
そこから期間経過と共にカレント、パースト、オールドと呼び名が変化していくわけです。
オールドクロップは2年以上経過した生豆の呼び名です。

時間が経過すると共に水分量が減少していき、色も段階的に黄色くなっていきます。

長期間保存したコーヒー生豆

ワインの世界であれば熟成させるという考えから長期間保存させることもありますが、コーヒー生豆の場合はどうなのでしょうか?
昔に一度コーヒー生豆(もしくは焙煎豆)を熟成させることによって新しい味わいのものを生み出せるのではないかと考えたことがありますが、実際にはそうはいかないようです。

保存状態にもよりますので一概には言えませんが、時間経過と共に生豆の水分量、香りは減少していきます。

ただし全てがマイナスに働くわけでもなく、場合によっては強い酸味のあるコーヒー豆がマイルドで飲みやすい味わいになる事もあります。

非常に時間はかかりますが、いつかはオールドクロップを利用した新しいコーヒーを開発するかもしれません。

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