コーヒーを焙煎する際には生豆の状態でブレンドして焙煎する方法と、単品で焙煎して焙煎後にブレンドする方法に2種類あります。
どちらが優れているというものでも無く原料特徴と生産効率で選択されているようですね。
生豆の状態でブレンドする方法(以後ジョイントと言います)では一度の焙煎で一つの商品を完成させることが出来ます。
これは継続的に同じ商品を作るという前提で考えると合理的な焙煎方法と言えます。
一方で焙煎後のコーヒー豆をブレンドする方法(以後セパレートと言います)では原料それぞれに焙煎することになります。
原料の個性に合わせて焙煎することが出来る一方で生産効率の面ではジョイントの方が優れています。
例えばセパレートでは4種類の生豆のブレンドであれば4回焙煎しなければ一つの商品を作ることは出来ないわけです。
ジョイントで生産する方が向いているコーヒー
一つの内容で大量に生産する必要がある場合にはジョイントでコーヒーを焙煎する方法が適しています。
大量なコーヒーを焙煎するのにセパレートで焙煎していては、どうしても時間的に厳しい場合もあります。
ジョイントでの焙煎であれば、一回の焙煎で必ず一つのブレンドが完成することになり、生産効率面で優れているのです。
セパレートで生産する方が向いているコーヒー
セパレートは焙煎後にコーヒーをブレンドする方法です。
そのため原料特徴に合わせて焙煎を進めることが出来ますので原料によって焙煎時間や温度設定を変更することが出来ることが最大の利点です。
例えば配合の中で一つだけ水分量の少ない豆があれば、それだけ個別で焙煎したほうが品質を安定させやすくなります。
少し手間はかかりますが、美味しさの幅を広げやすい焙煎方法と言えます。
当店取り扱いのブレンドコーヒー
さて、当店で取り扱いしているブレンドコーヒーの場合はどうでしょう?
配合そのものは丸秘ですが、焙煎方法はセパレートで生産しているコーヒーです。
条件を変えて焙煎したものを組み合わせることによって、コーヒー豆の味をより深く引き出すことが出来ていると思っています。
特にブレンドコーヒーの王道的な味わいのオリジナルブレンドと、毎日飲んでも飽きの来ないハウスブレンドはぜひ一度味わっていただきたい当店の自信作です。