コーヒーを栽培している国
最近ではコンビニコーヒーの普及もあり、コーヒーを飲むことの出来る場所が非常に増えてきているように思います。
それだけコーヒーが日常生活の中で浸透していると言えるでしょう。
美味しいコーヒーを飲める場所が増えていくのは嬉しいですが、私たちが美味しく飲んでいるコーヒー豆はどのようにして私達のところまでやってくるのでしょうか?
コーヒーの生産
コーヒーで有名な名前と言えば、ブラジル モカ(イエメン・エチオピア) ブルーマウンテン(ジャマイカ) キリマンジャロ(タンザニア)などではないでしょうか。ハワイのコナコーヒーなども以前より有名になってきました。
アフリカや南アメリカなど、常夏のイメージがある国ばかりです。
コーヒー栽培に適した環境
世界を流通しているコーヒーのほとんどが、コーヒーベルトと呼ばれる範囲で生産されています。(*詳しくは → コーヒーベルト)
コーヒーベルトは赤道を挟んだ南北緯度23度の間とされていますが、これは「熱帯」の定義と同じです。
やはり、コーヒー生産はほとんどが暑い国で行われているようですね。
日本でも沖縄や小笠原諸島など一部でコーヒーが生産されていますが、台風の影響もあり大規模生産というわけにはいかないようです。
コーヒーの樹は栽培条件が厳しい繊細な植物で、熱帯ならどこでも育つと言うわけにはいきません。
たとえば、直射日光は苦手ですが全く日光が無いのも生育に影響します。(そのためシェードツリーと呼ばれる樹を植え、その影でコーヒーの樹を育てます。)
まとまった雨量は必要ですが、コーヒーチェリーの乾燥中に雨が降ってしまうと品質に悪影響です。
熱帯地方で育つので熱くても問題ないかと思いきや高すぎる気温はコーヒー栽培には適しておらず、標高が高く涼しい山でコーヒーが栽培されている理由の一つがそこにあります。
栽培条件だけでも大変ですが、コーヒーの木を植えてからコーヒーの実が収穫できるようになるまで3年はかかり、しかも1本の木から採れる量はコーヒー豆500g程度ですので、本当にしんどい仕事です。
現在は中南米やアフリカ、インドネシア、アジアなど世界で70ヵ国以上の国でコーヒーが生産されており、同じ品種のコーヒーでも国ごとに違った味覚特徴を持っています。
価格が日々変動するコーヒー豆
こうして生産されたコーヒー豆を買い付け、日本に輸入し焙煎し、ようやく販売できるわけですが、コーヒーの(コーヒーに限りませんが)取引価格は一定のものではなく日々変動しています。
コーヒー豆はアラビカ種がニューヨーク市場、カネフォラ種がロンドン市場の先物市場で取引され価格が変動します。産地の取引価格はこの先物市場を基準として取引されるわけです。
先物市場は実際にコーヒーを取引する人たちだけではなく、投資目的で市場に介入される場合があります。
本来は価格変動のリスクを回避することを目的としている先物市場ですが、投資目的市場介入への影響で価格が変動することは少なくなりません。
継続的にコーヒーを提供していくためには、コーヒーに関わるどこかに負担が掛かってしまうというのは望ましくありません。
「生産量を安定させる」というのはコーヒーが農作物である以上難しいものですが、やはり適正価格で購入・販売していくということが、コーヒー産地の継続的・安定的なコーヒー生産に繋がっていくのでしょう。
ゆう珈琲のコーヒー紹介
キリマンジャロ AA キボー
- 商品名
- キリマンジャロAAキボー
- 販売価格
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810円(税抜価格 750円)
- 内容量
- 100g
- 焙煎の種類
- ミディアムロースト