1本の樹からとれるコーヒー豆は500gしかない

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コーヒー栽培は手間がかかる

コーヒーは生産する上で非常に手間がかかる植物です。
病害虫の対策は欠かせませんし、肥料や水の確保も大切です。

 

 

しかし何より大変なのは収穫できるようになるまでのその時間です。
コーヒーの木を植えてからコーヒーチェリーを収穫できるようになるまで早くて3年
コーヒー農家は当然その間経費がかかるだけで収入はありません。

 

さらに収穫出来るようになっても、コーヒーの樹一本から収穫できるコーヒー豆は約500gと、スーパーに売っているような袋一つ分しかありません。

 

ある程度の量を収穫しようと思うと、1・コーヒーの樹の本数を増やす か 2・収穫量の高い品種を使うしかありません。

 

とは言え、品種による違いはそこまでありませんので、やはり樹の本数を増やすのが一番です。

 

先週のブログで沖縄産のコーヒーについて書きましたが、日本は土地に限りがあり、そこまで広い土地を確保することが難しく、これも国産コーヒーが難しい理由の一つですね。

 

 

また国によっては完熟豆を手積みで収穫し、さらに精選後の生豆を複数回手作業のハンドピックで選別している産地もあります。

 

 

普段なにげなく飲んでいるコーヒーですが、私達が口にするまでに非常に多くの人達の生産努力によってコーヒー豆はつくられているわけですね。
その努力を追求したのがスペシャルティコーヒーといえるかもしれません。

 

私は仕事柄毎日色々なコーヒーを飲ませていただいていますが、作っていただいた感謝の気持ちをもってコーヒーを味わうようにしています。

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