コーヒーの代表的な成分といえばカフェインが有名ですね。
カフェインには覚醒効果や集中力を増進させる効果があり、カフェインを摂取することを目的にコーヒーを飲まれる方も少なくありません。
しかしコーヒーに含まれているカフェインというのは一定のものではなく、品種や焙煎方法によって少なからず変化します。
特に品種によるカフェインの含有量というのは大きく異なるものがありますので、カフェインを集中的に取りたいのであればコーヒーの品種についても少し意識してみるといいかもしれません。
カフェインが多く含まれているコーヒー豆
カフェインが多く含まれている珈琲について考えてみましょう。
コーヒー豆を品種で大きく分類するとアラビカとカネフォラ種という2種類に分類できることは過去にも何度かブログに書いてきました通りです。
その中でカフェインが多く含まれているのはカネフォラ種であり、そのカフェイン含有量はアラビカ種のおよそ2倍のカフェインとなっております。
カネフォラ種単品でコーヒーを飲むという機会はあまりありませんが、エスプレッソ用やアイスコーヒーの苦味を出すためにカネフォラ種が使われることは多いです。
そのためエスプレッソやアイスコーヒーを飲むと必然的にカネフォラ種由来によるカフェインの摂取をしっかりとしているということにつながるかもしれません。
焙煎によるカフェインの変化
焙煎によりコーヒーの品質は大きく変わります。
例えば焙煎が進むにつれて酸味は減少していき苦味が強く感じるようになるなど、コーヒーの味わいと焙煎は非常に深い関わりを持っているのです。
それではカフェインの成分と焙煎とはどのように関わりがあるのでしょうか?
実は焙煎の深さについてはカフェインの量とあまり関連はないのです。
焙煎が深いと苦味が強いためカフェインがしっかりと出ているように感じるかもしれませんが、成分的にはそのようなことはないわけですね。
浅煎りでも深煎りでもカフェインの含有量が大きく変わることはありません。
コーヒーを飲んで受験を乗り切ろう
少し余談になりますが、浅煎りのコーヒーに多く含まれている成分として「トリゴネリン」という成分があります。
トリゴネリンは記憶に影響を与える成分と言われており、現在研究されている内容としては認知症対策としても効果があるのではないかと言われています。
これからの受験が迫っている時期に記憶力を向上させることを目的として、焙煎がやや浅めのトリゴネリンとカフェインがしっかりと含まれているコーヒーなどを飲むと、効果的に勉強することができるかもしれませんよ。
当店のコーヒーでカフェインを多く含まれている珈琲
当店のコーヒーはアラビカ豆をメインに使っているため、カネフォラ種のブレンドはあまり多くはありません。
ただし一部のブレンドでは苦味を強く出すために、カネフォラ種をブレンドしている商品もあります。
ブレンドコーヒーの中ではハウスブレンドの一部にはカネフォラ種のコーヒーも使っています。
またアイスコーヒーはカネフォラ種を主体としたブレンドコーヒーですのでアイスコーヒーをホットコーヒーとして使う、というのも一つの方法かもしれません。
https://you-coffee.net/icedcoffee/
ちなみにアイスコーヒーアラビカについては名前のとおりアラビカ種のコーヒーしか入っておりませんのでお間違いのないよう。
今後はカネフォラ種だけのコーヒーの販売をスタートすることもあるかもしれませんが、まだ当分先のことになると思います。
苦味が強いコーヒーですのでカネフォラ種のコーヒーをご注文される方はご覚悟くださいね。