昨年から育てているコーヒーの樹も、4月でちょうど丸一年を迎えました。
一年経っている割にはまだ大きさも30cm弱程度でなかなか大きくなってくれていませんが、冬の寒さを乗り越えてくれたことがまず嬉しいです。
いただきもののパーチメント(種)から育てており、いつかコーヒー豆が収穫されることを楽しみにしているのですが、早くても3年間はかかることからある程度気長に育てていかなければいけません。
コーヒーは赤道付近で育てられているということもあり暑さに強く思われるかもしれませんが、実際には生産国では日陰で育てられているのです。標高が高く涼しい土地で作られているものも多いです。コーヒーには丁度良い気温であることと昼夜の寒暖差が良いようですね。
暑だけでなく寒さにも弱いので、日本の冬場の温度を耐えることが出来ません。
根を張ることを考えると地面に直接植えてあげたいところなのですが、冬場に室内へ入れることを考えるとなかなか難しいところです。
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冬場の寒さを乗り越えるために
気温がマイナスになることもある冬場を乗り越えるためには室内で育てる以外には選択肢は無いでしょう。
昨年は比較的暖冬だった記憶がありますが、それでも11月には室内に移動させていました。
陽当りは悪くなりますが、元々直射日光が苦手な植物なので特に影響が出ることはありません。
私は気温が暖かくなってからは外に出して育てていますが、年中室内に置いておくのも一つの方法です。
ちなみにコーヒーの生産国ではシェードツリーと呼ばれるコーヒー以外の樹の影でコーヒーを育てることが多いです。
バナナの樹などが多く用いられているようですね。
コーヒーの樹は市販でも発売されています
コーヒーの樹を販売している生花店や雑貨店も見かけるようになりましたので、ご興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
百円均一のお店などでも見かけることがあります。
コーヒーの品種名が書かれている場合は良いのですが、品種名が分からない場合はせっかく購入されるのであればぜひ「2本」購入しましょう。
コーヒーの木は品種が大きく2つにわかれます。
一つはアラビカ種という品種でこれは自家受粉するため、木が一本でも実がつきます。
もうひとつはカネフォラ種でこちらは他家受粉しかしないのです。
そのため実を付けたいのであれば最低でも二本のコーヒーの木が必要になるわけです。
二本のコーヒーの木があれば、どちらの品種であっても結実させることが出来ますので自分で育てたコーヒー豆を収穫したいという人は迷うこと無く二本購入されることをオススメします。
ただし収穫できるようになるまでは早くても三年間は必要ですので、せっかちな方は素直の当店でコーヒー豆を購入しましょう。
コーヒーの樹は背が高い
コーヒーの樹は伸ばし放題にしていると人間の身長よりもはるかに高い大きさまで成長します。
コーヒー産地では管理面なども考慮して2m程度の高さになるように調整していくのです。
もちろん鉢で育てている以上そこまで伸びることはないでしょうが、根をしっかりと張れるように大きめの鉢に入れるようにしましょう。
私も剪定が必要になるぐらいの大きさまで頑張ってコーヒーの木を育てていきます。
いつか神戸で国産コーヒーが収穫出来ればいいのですが。