「コーヒーノキ」と言います
いきなり余談になりますが表題の「コーヒーノキ」は「コーヒーの木」は変換ミスではありません。
植物の分類的には「コーヒーノキ」という種類名なのです。
結局はコーヒー豆の木なので、「コーヒーの木」の方が日本人には伝わりやすいと思い私は「コーヒーの木」という書き方をしますが、あえて今回は「コーヒーノキ」という書き方をしてみました。
ここからアラビカ種、カネフォラ種というコーヒーの2大品種に分類されてさらにその中でも細かく品種が存在しているわけなのですが、今回の本題はその話ではありません。
(その話はこちらで)
「コーヒーノキ(コーヒーの木)」の病気や害虫
植物には様々な病気が存在し、農家の方にとっては悩みの種の一つです。
コーヒーに関しても例外ではなく、病気や害虫が存在しそれらの対策はコーヒーを生産していく上で不可欠な内容です。
ここではその一部を抜粋して記載しようと思います。
ベリーボーラー
ブロッカなどとも呼ばれている害虫です。
キクイムシの一種でコーヒーチェリーを食べてしまいます。
さび病
昔セイロンで栽培されていたコーヒーをほぼ壊滅状況にまだ追い込んだ病気です。
コーヒーの病気の中でも特に恐れられており、コーヒーの葉の裏側にオレンジ色の斑点がサビのように見えることから、この名前で呼ばれています。
この病気に感染すると生産に大きな打撃を与え生産量が激減してしまいます。
近年でも中米やカリブ海で発生したことから生産量は大きく減少しました。
ブルーマウンテンが品薄になった原因の一つがこのサビ病です。
CBD
主にアフリカで発生している病気です。
コーヒーチェリーの果肉部分に病斑を作り、果肉の中から種を取り出すのを困難にしてしまいます。
やはり収穫に対して影響の出る病気の一つです。
病害虫への対策
これらの病気や害虫の対策としては農薬散布や病害虫に抵抗のある品種を使用することとなるようです。
また次の機会に書くつもりですが、コーヒーの品種が研究され続けられている背景には生産量の増加や味覚面での向上以上に、これら病害虫に対して抵抗のある品種を見つけることが大きな目的なのです。
私もコーヒーの生産、インターネット通販という形でコーヒーに携わっていますが、実際に目の前にあるコーヒー生豆には非常に多くの人の努力や苦労によって作られているのだな、と記事を書きながら改めて実感しました。