コーヒー生産国の近況について| ゆう珈琲

コーヒー生産国の近況について

1月に入り各生産国の生産状況についても少しずつ情報が入るようになってきました。
一番注目されているのはやはりブラジルでしょう。

世界最大の生産国ということもあり、ブラジルのコーヒーが取れるかどうかで価格的にも非常に大きな影響を与えます。
また他にもベトナムやインドネシア、コロンビアといった生産シェアが高い国はやはり注目されています。

ブラジルの生産状況

今のところ天候面でも問題なく順調に生産が進んでいるようです。
今年のブラジルは表作と呼ばれる豊作年にあたります。

昨年度も裏年にもかかわらず4000万袋を突破する比較的多い生産量でありましたが、今年はそれを大きく上回る生産するようになることが期待されています。
一部では降雨の関係で減算されることが予想されているエリアもありますが、全体的に見ると大幅増産が予想されています。

エチオピアの生産状況

モカのブランドで有名なエチオピアでは降雨の影響で収穫が例年より一ヶ月程遅れています。
ただ収穫自体は無事に完了しており、現状では特に品質面での影響を出てはおりません。
当店でもエチオピアのグレード1は主力商品の一つでもありますし順調に生産されることを祈るばかりです。

ベトナムの生産状況

ロブスタ種というコーヒーの最大生産国ベトナム。
インドネシア産のコーヒー豆が不作であったためにロブスタ相場の市場は上昇傾向を続けていましたが、ベトナムが順調に生産量伸ばしてきてくれていることによってロブスタコーヒーの価格も下落傾向にあります

高くなりすぎていた価格が適正価格まで戻って欲しいものです。

ロブスタ種というのはアイスコーヒーやホットコーヒーの一部に使われるコーヒーなのでメインとして使っているわけではないのですが、やはりブレンドの一部としてロブスタを欠かせないコーヒー豆です。
生産が安定してくれるというのは非常に嬉しいことです

コーヒー需給バランスの今後について

ここ数年間ブラジルのコーヒーの生産量は非常に伸びてきています。

10年ほど前であればブラジルは4500万袋も取れれば豊作と言われていました。
しかし近年であれば 4500万袋近くの生産量は不作年である裏年であっても少なくはありません。

ただ、このままブラジルが生産を伸ばしていくのはおそらく難しいであろうと思います。
作付面積的にも限界に近い状況になってきています。

一方で消費量に関しては年々増加傾向にあり、中国など人口の多い国が今後本格的にコーヒーを飲むようになれば消費量は一層増加していく可能性があります。

温暖化とコーヒー栽培

美味しいコーヒーを引き続き飲むためには安定した収穫が大切です。ハリケーン、サビ病などコーヒー収穫の敵は色々ありますが、温暖化現象も非常に悩ましい問題です。

コーヒーベルトと呼ばれる熱帯で収穫されているコーヒーですが、高温にはとても弱い作物です。
コーヒーが高山地域で栽培されていることが多いのも気温や湿度などがコーヒー栽培に適していることが大きいです。

しかし近年の温暖化現象や高温障害により、コーヒーノキがやられてしまう・実なりが悪くなる・品質の劣化・栽培可能エリアが狭まってきているという問題があります。

各農園とも色々な温度対策を講じておられますが、今後もこのまま温暖化が続くと非常に厄介です。

コーヒーが飲みたい為というと動機としては不純かも知れませんが、温暖化を防止するために一人ひとりが少しずつ環境に配慮していければ良いなと思います。