コーヒー豆から見る世界 コロンビア編

コロンビア

世界第2位のアラビカコーヒー生産国

知名度の割にあまり知られていない国ですが、コロンビアはブラジルの北西、カリブ海付近にあるコーヒー生産国です。
アラビカ種のコーヒーの生産量としては世界第2位です。(1位はコーヒー大国ブラジルです)

 

 

 

columbiamap

 

アンデス山脈の麓に位置するコロンビアでは、標高が高く傾斜のある場所でコーヒーが栽培されておりブラジルのように機械収穫をすることが出来ないために、基本的には手作業でコーヒーチェリーを収穫していきます。

 

アンデス山脈の標高の高さと昼夜の寒暖差、コーヒー生産に向いた火山灰性の土壌。コロンビアコーヒーはアンデスの恩恵とも言えます。

 

 

コーヒーの宝石」と呼ばれる最高級品のコロンビアコーヒーを「エメラルドマウンテン」と名付けたのはアンデスへの敬意の表れですね。(*コロンビアはエメラルドの最大産出国です)。

 

 

なおコーヒー全体の生産量で見ると、1位ブラジル・2位ベトナム・3位コロンビアとなっています。2000年まではコロンビアが2位だったのですが、1990年から10年で生産量を10倍に増やしたベトナムが一気に2位に昇りつめてきた感じです。

 

ベトナムがここまで急成長した背景にはインスタントコーヒーの需要拡大など様々な背景がありますが、それはベトナム編で書くことにします。

 

 

 

水洗式アラビカコーヒーの主要生産国

コロンビアで収穫されるコーヒーチェリーは水洗式の精選方法(ウォッシュド)で処理されます。

 

水洗式とは、文字通り ”収穫したコーヒーの実を水槽に入れて異物などを取り除いていく精選方法”なので、欠点豆がほとんど混ざっていない高品質なコーヒー豆が生産されます。

 

 

赤道に近い生産国ではコーヒーの収穫は一年間を通して行われます。
コロンビアについても年間2回ピークの時期はあるものの、一年間通してコーヒーチェリーの収穫がされています。

 

 

コロンビア生豆のグレードの決め方

コロンビアのコーヒー豆のグレード(格付け)は「スクリーンサイズ」と呼ばれる粒の大きさによって決定されます。
大粒のコーヒー豆をスプレモ(supremo)、スプレモより一回り小粒のコーヒーはエクセルソ(Excelso)と呼ばれます。

 

もちろん生豆の異物除去を無視しているわけではなく、「基本的に欠点豆を取り除いた高品質なコーヒーであること」を前提とした上で粒の大きさによって格付けがなされています。

 

コロンビアコーヒーの特徴

コロンビアのコーヒー豆はかどの立たない上質な口当たりと後味、やや強めの酸味が特徴です。

 

コーヒーの酸味については焙煎が浅い程強く表れます。
酸味が苦手な場合には焙煎が深めのコーヒーを選択されるといいでしょう。

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ゆう珈琲のコーヒー紹介

コロンビア スプレモ

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商品名
コロンビア スプレモ 100g
販売価格

594円(税抜価格 550円)

内容量
100g
焙煎の種類
ミディアムロースト

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