ドミニカ共和国について
ドミニカ共和国はカリブ海にあるコーヒー生産国です。
ブルーマウンテンとウサイン・ボルト選手で有名なジャマイカの東側、イスパニョーラ島の東部がドミニカ共和国です。 同じイスパニョーラ島の西部はハイチという別の国。
1つの島に2つの国が同居しているというのは何だか不思議な感じがしますね。
なお、同じカリブ海に「ドミニカ」という国が存在していますが異なる国です。
区別するために「ドミニカ共和国」、「ドミニカ」と呼び分けられています。
ドミニカ共和国のコーヒー
当店で扱っている珈琲豆の中では 「カリブマウンテン」 、 「プリンセサワイニー」 がドミニカ共和国のコーヒーです。
カリブマウンテンは完熟豆を手摘みし水洗式で精選したカリブ海らしい上品でバランスのとれたコーヒー。
プリンセサワイニーはフルーツワインのような独特な風味とフレッシュライムのような酸味が特徴的。
ドミニカ共和国には珍しいナチュラル(非水洗式)精選です。
ドミニカ共和国のコーヒー精選方法
ドミニカ共和国では主にウォッシュド(水洗式)でコーヒーを精選しています。
生豆の状態での欠点豆の混入率も少なく、上質なアラビカコーヒー豆が生産されています。
しかし少量ですがプリンセサワイニーのようにナチュラル(非水洗式)のコーヒー生産も行われており、ウォッシュドのコーヒーとは全く異なる風味を楽しむことが出来ます。
ウォッシュド(水洗式)味わいの特徴
ドミニカ共和国で生産されたコーヒー豆は、中性的で飲みやすい味わいのコーヒーです。
ブレンドで使用しても美味しいコーヒーが出来ますが、単品で味わうと雑味が少なくクリアーな味わいでおすすめです。同じカリブ海ということもあって、ブルーマウンテンやクリスタルマウンテンに通じるところがありますね。
当店では、先ほどあげたカリブマウンテンというスペシャルティコーヒーがドミニカのウォッシュドタイプのコーヒーです。
クリアな味わいの中に、「完熟豆のみを使用」ゆえの ほのかな甘みが感じられる上品な美味しさです。
ナチュラル(非水洗式)の味わいの特徴
ドミニカ共和国は水洗式コーヒーが主流ですが、少量ながら非水洗式のコーヒーも生産されています。
ドミニカ共和国の気候を考えると非水洗式の精選方法は向いていないのですが、味にこだわりを持った生産者の方などが非水洗式でコーヒー生産を行っています。
プリンセサワイニーがナチュラルタイプのドミニカのスペシャルティコーヒーですね。
プリンセサワイニーはコーヒーの既成概念を良い意味で裏切ってくれる独特な風味ですが、一部熱狂的なファンもいるクセになる味わいです。

カリブ海周辺を襲うハリケーン
カリブ海はハリケーンの発生頻度が高く、過去に何回も大きな被害をもたらしています。
近年では2004年のハリケーン「アイバン」、2012年の「サンディ」が発生したときにはコーヒーを含むほとんどの農園に甚大な被害が出ました。被害が大きすぎて廃業してしまった農園が数多くあったほどです。
ブルーマウンテンやクリスタルマウンテンが価格暴騰 または市場から姿を消し、ニュースにも取り上げられていたのでご記憶の方もいらっしゃるかも知れません。
自然災害はどうしようもないことですが、少しでも今より安定して生産できる方法が見つかって欲しいですね。
それと同時に、生産者の方の努力やこだわりを少しでもきちんと伝えられるように頑張って多くの方にコーヒーをお届けしていきたいと思います。

カリブマウンテン
745円
「コーヒー豆から見る世界」シリーズ





