コーヒー豆から見る世界 ベトナム編

ベトナム コーヒーショップ

世界第2位のコーヒー生産国ベトナム

ベトナムはアジア圏にあるコーヒーの生産国の一つです。
コーヒーの生産については比較的歴史の浅い国なのですが、スイスのネスレ社が農家への技術指導などのバックアップを続け、この10年でコーヒー生産量が飛躍的に増加。
現在コーヒー豆全体の生産量としては世界第2位、カネフォラ種の生産量としては世界1位を誇っています。

 

カネフォラ種とアラビカ種の違いについて

 

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コーヒー豆の品質も年々向上しており生豆に含まれている欠点数も少なく、今やコーヒーにおいて欠かせない国の一つと言えるでしょう。

 

 

ブラジルとベトナムの2ヵ国の生産数を合わせると世界のコーヒー生産数の約半分を占める割合になります。
それだけ世界中で広く使用されているコーヒーであり、当然価格面で与えるインパクトも大きいです。
ブラジルもしくはベトナムが不作ということになりますと、コーヒーの供給量全体的に不足し、市場価格が上昇してしまうことになります。

 

 

コーヒー生豆の精選方法

非水洗式(ナチュラル)で精選されます。
商品の中には生豆を研磨機にかけて磨く、ポリッシュという商品もあります。
味覚面で大きく異なるものではありませんが、生豆の表面につく薄皮が無くなるため焙煎が安定しやすくなります。

 

精選方法から見るコーヒーの違い −ナチュラル・ウォッシュド・パルプドナチュラル
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ベトナムコーヒーの特徴

カネフォラ種コーヒーの特徴が「しっかりとしたボディ感」「苦味のある味わい」なので、ベトナムのコーヒーも同様の味わい傾向にあります。

 

 

ただし、同じカネフォラ種でもインドネシア産のコーヒーと比べると豆も一回り小さく、味はまろやかな印象を受けます。
インドネシア産のカネフォラ(ロブスタ)は苦味を必要とするアイスコーヒー向きですが、ベトナム産はホットコーヒーの一部に用いて味に深みを出すような使い方が向いていると思います。

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