しばらく肌寒かったかと思えばまた夏日が戻ってきました、さすが旧・体育の日です。
気温のアップダウンが大きく私のように体調を崩している方もいらっしゃるのではないでしょうか。美味いコーヒーを飲んでご自愛ください。
コスタリカのスペシャルティコーヒーが入荷しました
さて、10月から新しくカンデリージャ・ハニーが加わりました。
中米、コスタリカのスペシャルティコーヒーです。
コスタリカは古くから国をあげてコーヒー栽培に取り組んでいた国
コーヒー豆を大きく分けるとスペシャルティやストレートで飲まれるアラビカ種とそうでないカネフォラ種(ロブスタなど)に二分されますが、コスタリカでは品質保持のためアラビカ種以外のコーヒー栽培が禁止されているほどです。
そんなコスタリカの中でも名農園カンデリージャ。
カンデリージャ(ほたる)が多く住む水源をもち、
どうでもいいのですが、カンデリージャはCandelillaと書きます。発音もカンデリーリャ(”リャ”はちょっとくぐもった発音)の方が近いように個人的に思うのですが、世間一般にあわせてカンデリージャです。
天候の変わりやすい中米・カリブ海周辺ではウォッシュド(ざっくり言うと、コーヒーチェリーを洗って果肉もその中の粘着質も取り除いた状態にしてから乾燥)させる生産が主ですが、ハニープロセス( = パルプドナチュラル)で精製されるこのコーヒーは、粘着質を残した状態で乾燥させる為、その甘みがコーヒー豆にも残り蜂蜜を思わす甘い香りとなります。
ふんわりした甘さと夏みかんのような柔らかい酸味。余韻も上品でさっぱりした軽さに支えられた絶妙なバランス感覚でなりたったコーヒーです。
なんというかエレガントです。
取り立てて何が突出している、というわけではなく、そのバランスの良さにただただ美味しいなぁと思えます。
ぜひぜひご自身で実際にお味見くださいませ。
くれぐれも風邪にはお気をつけて!
では。

コスタリカ カンデリージャハニー
蛇足ですが、ハニープロセスは別名パルプ・ド・ナチュラル、ざっくり分けてセミウォッシュドという呼び方もされていました。
過去のブログに書いていたので、気になられる方はどうぞ → 「セミウォッシュドとパルプドナチュラルについて」