エスプレッソはイタリアで生まれた飲み方です
エスプレッソコーヒーは元々イタリアで主流であった飲み方です。
某コーヒーチェーンのサイズ表記が途中からイタリア表記になるのも、創業者がイタリアで飲んだエスプレッソに感銘を受けたからだと言われます。
日本では紙を使用するペーパードリップが主流で、エスプレッソの飲み方がされるようになったのはそんなに古い話ではありません。
エスプレッソは硬水の地域でもコーヒーの成分をしっかり抽出されることから使用されていた抽出技術なのですが、硬水ではなぜコーヒーの成分が抽出されにくいのでしょうか?
私自身も硬水が抽出しにくい水であることは知識として知ってはいましたが、なぜかという理由は今ひとつわかっていませんでしたので改めて考えてみました。
そもそも硬水というのはミネラル分が豊富に含まれている水のことです。
反対が軟水と言われており、日本は軟水なのでコーヒーを抽出しやすいのです。
「ミネラル豊富な水」を言い換えると、水の中にマグネシウムや亜鉛などの鉱石の成分が豊富に含まれているということですが、ミネラルの中でも特にカルシウムやマグネシウムが多すぎると、コーヒー豆に含まれているカフェインや良質なタンニンがうまく抽出されないそうです。
硬水が多いヨーロッパで、高圧力をかけてコーヒーを一気に抽出するエスプレッソが誕生した背景には、ドリップではコーヒーの旨味成分を出しにくい、という問題があったようですね。
ちなみにコーヒーとは関係ないですが、洗濯用の柔軟剤が誕生したのも、洗濯物を硬水で洗うとカチカチになってしまうという問題があったからだそうです。
ラテアートなどで使用されているコーヒーです
仕事柄コーヒーは毎日欠かすことなく飲んでいますが、エスプレッソコーヒーとなると話は違います。
エスプレッソは圧力をかけて抽出する必要がありますので、ペーパードリップと違い身近に器具を売っているわけでもないのです。
職場にはエスプレッソの機械もあるのですが、試作は休日に家ですることが多いので歯がゆい思いをしてきました。
しかし、最近ようやく我が家にもエスプレッソ抽出器具を購入しました。
家庭用の面白いエスプレッソ器具で高額というわけでもないので、しばらくテストで使ってからまた改めてブログに書きたいと思っています。