コーヒー豆はドリップ用などに適した中挽きに挽くことが多いのですが、粉砕するコーヒーミルの設定によってはコーヒーをかなり細くなる粉砕することも出来ます。
例えばエスプレッソ用のコーヒーミルなどはコーヒーの抽出効率を最大限に引き出すためにパウダー状と言える細かさまでコーヒーを粉砕するのです。
今回はかなり細かく粉砕したコーヒーの使いみちについてご紹介致します。
レギュラーコーヒーの粉を溶かしたコーヒーの成分
エスプレッソ用のコーヒーの粉は一見するとお湯に溶かすと簡単に溶けてしまいそうにも見えますが、果たしてどうなのでしょうか?
実際に試された方は分かると思いますが、かなり細かくコーヒーを粉砕したところで完全に消えてなくなるわけではありません。
インスタントコーヒーとは根本的に作り方が違いますので、同じようにコーヒーを飲むということはできないわけです。
どうしても細かい粉は残っていますし、また栄養成分的にも結構違っています。
インスタントコーヒーの場合は実際にコーヒーを抽出したものを特殊加工によってフリーズドライやスプレードライなどのインスタントコーヒーの形状として保存しています。
すなわちコーヒー豆そもそもの現物が使われているわけではなく、抽出液が使われるわけですね。
一方でコーヒー豆を粉砕したものは当然コーヒー豆そのものです。
コーヒー豆には実は結構なカロリーが含まれており、抽出液とはかなり栄養成分が異なっているのです。
特にカロリーの違いは大きく100gあたりで400Kcal以上の栄養成分が含まれています。
コーヒー1杯に10gのコーヒーを使ったとして、約40Kcal。
ペーパードリップで抽出されたコーヒーであれば、4Kcal程ですので10倍近いカロリーを摂取することになりますね。
通常のペーパードリップしたコーヒーと同じように、コーヒーを粉砕したものをそのまま飲んでいては肥満の元になってしまいます。
コーヒーを飲んでダイエットをしたいという方は、素直にレギュラーコーヒーかインスタントコーヒーを飲みましょう。
細かく粉砕したコーヒーを活用しよう
少し変わった使い方もあります。
例えばクッキーなどのお菓子の原料などで使いたい場合はコーヒーを微粉にして混ぜ込むような使い方もできます。
もちろんこの場合でもコーヒーが完全に溶けてなくなることはありませんが、残るコーヒーの粒による口当たりも液体に入っていることなく、違和感なく楽しむことができるという使い方です。
お菓子を作るという機会がある方は一度お試しされてはいかがでしょうか。