このブログを書き始めてもうすぐ2ヶ月となります。(2016年8月の記事のリライトです)
元々わたしは理数系なので学生時代は文章を作成するのは大嫌いでしたが、人間慣れるものですね。
今では1日に1記事書けるようになりました。パソコンの存在も大きく影響しているのでしょう。
今回はスペシャルティコーヒーの世界で一番有名なコーヒーであろう、「パナマ エスメラルダ・ゲイシャ」についてです。
エスメラルダゲイシャとの出会い
オークションで最高値を記録したコーヒー
ちょうど秋にかけて輸入されてくることから、年末に見かける機会の増えるパナマ ラ・エスメラルダ ゲイシャ。
スペシャルティコーヒーの世界でも飛び抜けて有名なのがこのパナマのラ・エスメラルダ農園で生産されているゲイシャです。
2004年にコーヒーの国際品評会で過去最高の価格をつけて落札されました。
私がエスメラルダゲイシャの存在を知ったのはその情報を聞いたことがきっかけです。
当時はまだスペシャルティコーヒーが現在ほど普及していませんでしたが、エスメラルダゲイシャをきっかけにスペシャルティコーヒーの存在を知った人も多いことでしょう。
その後もエスメラルダ農園は高評価を受けており、オークションでは連続1位という状況が続くことになります。
2008年にはエスメラルダスペシャルという、ラ・エスメラルダのゲイシャのみでのオークションが開催されるようになりました。単一農園のみでのオークションは他に例がありません。完全に特別枠扱いされているコーヒーなのです。
私も何度かエスメラルダスペシャルの試飲会に参加させていただいたことがありますが、何十種類ものカッピングをするアイテムが全てエスメラルダ農園のゲイシャ種という、普段では考えられない高級コーヒーを試飲することになります。
区画や精選方法(非水洗式か水洗式)でカッピングの検体をわけて試飲していくわけです。
ラ・エスメラルダ農園
(エスメラルダ農園主・レイチェル・ピーターソンさん)
パナマはブラジルやコロンビアから見ると北側に位置し、カリブ海沿岸に存在する国です。
ラ・エスメラルダ農園はパナマの標高1600mというコーヒー栽培に適した高地に位置し、そこで「パナマ エスメラルダゲイシャ」は生産されています。
降雨量にも恵まれており、また農薬を使わずに完熟豆のみを手摘み収穫するなど、生産方法にもこだわった農園です。
ちなみにエスメラルダというのはスペイン語で「エメラルド」を意味しているのだそうです。
そのためコロンビアなど他の生産国でもエスメラルダ農園というのは存在しているようですが、全く関連はないようですね。
ゲイシャの名前の由来
何度か書いたことがありますが、ラ・エスメラルダ・ゲイシャの「ゲイシャ」とは日本の芸者とは関係ありませんなんとなく日本に関連しそうに思うかもしれませんが全く別物なのです。
ゲイシャというのはコーヒーの品種名の一つで、エチオピアのGisha地区(ゲイシャ)で見つかったことからこの名前が付けられました。
独特な爽やかさをもったフルーティな香りの高さと、すっきりとした上品な酸味を感じる味わいです。
モカのコーヒーをよく知る人であればゲイシャの風味や、やや細長い外観などがなんとなくモカと似た特徴であることがわかるかと思います。
ただし似ている部分もありますが、飲み比べるとモカとは全くの別物ですね。
口に含んだ際に口全体に広がるほのかな甘みと華やかなフレーバは素晴らしいです。
スペシャルティコーヒーの世界でもトップクラスに存在しているのも納得できます。
非水洗式と水洗式の2種類の商品が存在しており、非水洗は水洗式に比べると味覚面の特徴が強く出ている印象です。
エスメラルダゲイシャを飲む際には必ず最初の一口はブラックで飲んでいただきたいです。
ゲイシャコーヒーが持っているありのままの味わいをお楽しみください。
高額な商品なので毎日飲むのは難しいかもしれませんが、特別な日などに是非おすすめします。
ゲイシャ以外の栽培もされています
ラ・エスメラルダ農園といえばゲイシャがあまりにも有名ですが、エスメラルダ農園で生産されているコーヒー豆はゲイシャ種だけではありません。
当店では取り扱いはしておりませんが、ゲイシャ以外のスペシャルティコーヒーの生産されています。
有名なものとしてはダイアモンドマウンテンなどの商品があるようですね。
パナマ エスメラルダ・ゲイシャ

パナマエスメラルダ・ゲイシャ