ゲイシャコーヒーと言えば、世界最高価格を記録したパナマのエスメラルダ農園が有名ですし、ゲイシャといえばパナマのコーヒー農園で作られているものが有名です。
特にエスメラルダの農園は品評会で世界一の価格を記録したこともあり非常に有名な産地ですが、ゲイシャ種のコーヒー豆は別にパナマだけで作られているわけではありません。
パナマ種の起源について
ゲイシャ種といえば元々エチオピアが起源と言われているコーヒーの品種です。
ではエチオピアで作られているコーヒー豆はゲイシャ種なのでしょうか?
よく勘違いされているのがエチオピア産のコーヒー豆、いわゆるモカがゲイシャ種なのか?と聞かれることがあります。
しかしこれは誤りです。
確かにモカを飲んでいてゲイシャ種に少し似た風味やフレーバーを感じることもありますが、品種としては異なるものです。
エチオピアのコーヒー豆は野生で生産されているものも多く、品種が明確でないものも結構存在しているのです。
以前ローソンさんのコーヒー豆で「ゲシャ・ゲイシャ」というコーヒー豆が発売されていましたが、これはエチオピアで作られたコーヒー豆の中でもゲイシャ種を選別したなかなか珍しいものなのです。
このようにエチオピアのモカコーヒーが必ずしもゲイシャ種というわけではありません。
少しずつ生産地が増えているゲイシャ種
このゲイシャ種なのですが、エチオピアやパナマだけではなく様々なコーヒー産地で生産されるようになってきています。
例えばコロンビアやグアテマラでもゲイシャ種のコーヒー豆は生産されており、やはりかなりの高価格帯のスペシャルティコーヒーとして取り扱いされています。
風味はさすがゲイシャと言いますか、やはり素晴らしく華やかな香りと質感の良い酸味が特徴的なコーヒーです。
ただし価格についてもやはり相当高いので手軽に入手できるというものでもありません。
まだまだ価格的な都合もあり難しいですが、将来的には様々な生産国で作られたゲイシャ種を飲み比べ出来るようにもなるかもしれませんね。