旧盆を過ぎ、日照り続きの神戸でも朝晩は秋の気配を感じられるようになりました。
7月のお中元シーズンから始まりお盆までそこそこ忙しくさせていただいておりましたが少し一息つけそうです。
忙しいとは心を亡くすと書きますが、忙しさにかまけて配慮が行き届かなくなってしまってはいけません。
そんな反省も含めて、今月のマンスリーブレンド「ハワイコナブレンド」のレビューご紹介です
ハワイコナブレンドにいただいたレビュー
季節にあわせて月替りでご用意しているマンスリーブレンド。
8月は鮮烈でフルーティな酸味を活かした「ハワイコナ」を使ったブレンドコーヒーです。
前置きはここまでとして、ハワイコナブレンドにいただいたレビューがこちら。
私がペーパーレスドリップで淹れてしまったからか、香りもコクも主張が薄くコーヒーの味がしない!?
ひたすらレモンのような酸味しかなく、パッケージを覗き込むという事態に
思わずゆう珈琲さんにSOSしましたら「ペーパードリップで飲み直しを」というアドバイスで、味が激変!
コロンビアのコクもちゃんと感じられ酸味が柔らかくなって美味しくなったんです
淹れ方でこんなに味が変化するのかと面白かったです
正直いってSOSを拝見したときかなり焦りました。
そこでふと思い出したのが最終試飲のときのこと。
「ハワイコナの個性が程よく残ってて、全体としてのバランスも悪くないし美味しいけど、、なんだろう?」
という謎の違和感。
いつもならたとえ美味しくても違和感があれば叩き潰しにかかるのですが、販売が明後日からということもあって結局追求せず終いでした。だめですね。猛省しています。
この違和感がきっとこの問題を引き起こした原因だったと思います。
さっと抽出よりもしっかり抽出
ご家庭でコーヒーを淹れられる際(機械・インスタント除く)、一番多いであろうと思われるのがドリップ式ですが、ドリップだけでなくフレンチプレス、モカエキスプレス(マキネッタ)、サイフォンなど色々な方法があり、ドリップ式もペーパードリップなのかネルドリップなのかetc,etc..実に様々な方法・様々な味わい方があります。
7月までのマンスリーブレンドは割とどの淹れ方をしても対応できる懐の深さがあったと思っています。
実際SNSやレビューを拝見している限り、ご注文いただいたお客様もお好みで色々な飲み方をされていたようです。
有り難いです。
その点では、今月のハワイコナブレンドは少し劣るかなと。
この懐深さの違いは、「ハワイコナというコーヒー豆のもつ強い個性をどこまで残すのか」という点がポイントになったと思います。
コク・味の広がりを強くすればその分コナの特徴は薄くなる。
特徴をしっかり出せば”ブレンドする意味ある?”と感じるほどにハワイコナそのものに近い。
コーヒー豆のブレンドの配分に大難航したコーヒーです。
美味しい・美味しくないは個人差もありますので「分かりやすい・分かりにくい」と書こうと思いますが、
このブレンドのコピーが「フルーティな酸味」である通り、ハワイコナ最大の特徴である「酸味」を殺さないように気をつけた配合としている故なのか、あまり短時間で淹れてしまうと味が分かりにくくなります。
個人的な意見ではメリタ社ドリッパー推奨です。お持ちでしたらネルドリップ・クレバードリッパーやフレンチプレスなども良いです。
「コーヒーは嗜好品」「美味しいかどうかは個人差」という便利な言葉に逃げますが、ある程度ゆっくり抽出する方法を選んでいただく方が分かりやすいブレンドコーヒーに仕上がっていると思います。
ちょっと曲者ブレンドです。
ある意味で面白いので、是非他の方のご意見もお聞かせいただきたい代物です。
月替りのブレンドですので残り半月のご用意となります。
🔗ハワイコナブレンド
どしどしご意見・ご感想お待ちしております。
よろしくお願いします!
では。

8月限定ハワイコナブレンド