本格的に暑くなってきており周りではアイスコーヒーを飲んでいる方をよく見かけます。
私は季節関係なく年がら年中ホットコーヒーを飲んでいますが、たまに冷たいアイスコーヒーを飲むと確かに癒されますよね。
アイスコーヒーの作り方は色々ありますが、ある程度まとまった量を抽出して冷蔵庫へ保存される方が多いのではないかと思います。
ホットコーヒーであれば時間経過による風味変化がわかりやすく、抽出後は長時間保存せずに早めに飲むことが大切なのですが、アイスコーヒーは元々温度が低く香りもホットコーヒーほどは無いことから長時間保存することが出来るように思うかもしれません。
しかし抽出後は風味劣化が進むという点ではホットコーヒーもアイスコーヒーも変わりません。
冷蔵庫に入れているからということで過信せずに、適切な時間で飲みきることがアイスコーヒーを美味しく飲む上で大切です。
今回はアイスコーヒーの保存期限と、適切な保存方法について考えてみたいと思います。
アイスコーヒーの風味を保つために
保存方法の前に抽出方法について考えてみましょう。
レギュラーコーヒーを使ってアイスコーヒーを作る場合には、事前にサーバーに氷を入れておき抽出液(コーヒー)を一気に冷やす方法と抽出後にサーバーごと氷を張ったボウルに入れて冷やす方法の大きく二つの方法があります。
コーヒーの鮮度を考えると一つ目の方法(サーバーに氷を入れておく抽出方法)の方が、短時間でコーヒーを冷却するためコーヒーの風味を保つことが出来ると考えられます。
※サーバーに氷を入れる抽出方法の注意点としては氷の分量によって味の濃度が変わるということです。
事前に氷の適量を計算しておくことで出来上がりのアイスコーヒーの濃度を調整することが出来ます。
目安としては抽出完了後の重量の半分氷を入れておく方法です。
例えば出来上がり後が450cc(おおよそ3杯分)であれば225g程の氷を入れておくということですね。
残り225g分をお湯でハンドドリップを行います。粉の量はもちろん3杯分使いますよ。
もちろんお好みで氷の量は調整してください。
アイスコーヒーの保存方法について
アイスコーヒーの抽出が終わったら冷蔵庫に入れて保存しておきます。
冷蔵庫へ入れておくことでいつでも冷たいアイスコーヒーを飲むことが出来ますし、温度が低ければそれだけ風味の変化は少なくなりますので保存環境としても適しています。
この時にコーヒーを入れておく容器もサーバーをそのまま使うのではなく、密封性の高いものを使うことでより保存状態が良くなります。
冷蔵庫の中は他の食材の匂いもありますので蓋付きの容器に入れて保存しましょう。
アイスコーヒーはどのぐらい保存することが出来るのか?
美味しさを保つということであればホットコーヒーと同じく、一日を期限に考えて作りたてを楽しんでいただきたいのですが毎回ドリップから始めるのもなかなか大変です。
暑い時期にはやはり冷蔵庫に事前に冷やしておいたアイスコーヒーを飲みたいですよね。
しかし冷蔵庫で保存することを考えても、やはり抽出後2日間ぐらいが美味しさの限度であると思います。
作りだめする場合にも2日間で飲みきれるぐらいの量を目安にされるといいです。
また当店でも発売しております不織布入りの水出し珈琲についても基本的には同じ考えで大丈夫です。
ただしこちらは十分な濃度に抽出が終わった時点で袋は取り出すようにすることが大切です。
袋を入れたままにしておくと過抽出の原因となり苦味や渋味が強くなります。
(衛生的にもよくありませんので、抽出完了後の袋は必ず取り出すようにします。)
適切な保存方法をしてアイスコーヒーでこの夏を乗り切りましょう。
【アイスコーヒー関連商品】