昨日のブログで「Ts氏は南の島へ視察です」と書きました通り、いつもブログを書いてくれているTs氏は出張していたのですが、なんと空港や飛行機の中でもブログの原稿書いていたようです。しかも5本。
驚くべきブログ魂。
そんな訳で第一弾はTs氏が空港で書いていたというブログです。どうぞ
沖縄でコーヒーが栽培されている
めんそーれ
仕事で沖縄に来ています。
と言いましても観光できるような良いものではなく、日帰りの過密スケジュールです。
私は二足歩行可能な大型荷物のごとく一日中移動することになりました。
さて、日本の中でも飛行機でないと向かうことが実質困難な沖縄県ですが、沖縄でコーヒーが栽培されてされていることをご存知でしょうか?
コーヒー生豆は海外からの輸入がほぼ全てです。
原材料(コーヒー生豆)を輸入し、国内で焙煎し販売しているわけです。
Made in Japan のコーヒー豆
沖縄産のメイドインジャパンのコーヒー生豆は存在します。
しかし、実際に売っているのを見かけたことがあるという人はまずいないのではないでしょうか。
長年コーヒーの仕事をしている私でもこれまでにお会いしたことはありません。どうして沖縄の国産コーヒー豆は市場に出回っていないのでしょうか?
沖縄産コーヒーが少ない理由
沖縄コーヒーが少ない理由は単純で数が非常に少ないからです。
希少である理由の1つが台風です。
沖縄は毎年台風による被害が多く、生産しているコーヒーの樹に被害を与えます。
そのため安定的に育てることは難しいという事情があります。
また、コーヒーの生産は乾季と雨期がはっきりわかれているほうが生産に適しています。
これはコーヒーチェリーを乾燥させる工程で雨が降ると品質的にリスクが生じるためですが、日本は年中通して雨が降りますので、その点でもコーヒーの生産には向いていないと言えます。
その関係もあってか値段もかなり高く、高級コーヒーであるブルーマウンテンよりも高い値段です。
今回の出張では時間がなく沖縄産コーヒーを飲むことは出来ませんでしたが、次に観光で来ることがあれば是非飲んでみたいものです。
2016.11.2 追記
私自身が小笠原産コーヒーについてほとんど知識を持ち合わせていない為に文中に記載しておりませんが、沖縄だけでなく小笠原諸島でもコーヒーの栽培は行われています。
今後、小笠原産のコーヒーについて詳しく知る機会がありましたら、また当ブログ内に書かせていただこうと思います。
沖縄で国産スペシャルティコーヒーが誕生!
奇しくも ↑の追記をしたその日、農業生産法人㈲アダ・ファーム様の生産されるコーヒー豆がスペシャルティコーヒーと認められ日本初のスペシャルティコーヒーが誕生しました!
アダ・ファームは沖縄本島の北部、国頭村安田(あだ)に位置する農園。
つまり那覇よりも北ということですよ。コーヒー豆の生産だけでも楽ではないと思われる環境でスペシャルティコーヒーを生産するとは並々ならぬ苦労と研鑽があってのことだと思います。
すごいです。素晴らしいです。
いつか縁があれば、アダ・ファームさんのコーヒー豆を当店でも扱えるようになりたいものです。