1月に入り本格的に寒くなってきており、神戸でも少し雪が降るようになってきました。
ところで以前よりもコーヒー豆を豆の状態でご注文頂けるようになってきています。
コーヒー豆は粉砕するとき際に強く香りを放ちますので香りを楽しむためにも是非、豆の状態で購入していただきたいのです。
当店のお客様も香りにこだわりをもって購入していただく方が増えてきているのかと思うと嬉しく思っています。
コーヒーをカッピングする時の香りについて
少し話は変わりますが、コーヒー豆を実際にカッピングする際には香りを何段階に分けて確認していきます。
焙煎する時の香りを実際に体感することができるのは焙煎した方だけなので、カッピングの際に確認されることはありませんが、カッピング前の粉砕直後の状態の粉のとき、お湯を注いだ直後、そしてかき混ぜた直後の香りをそれぞれしっかりと確認して判断していくのです。
同じコーヒーの香りでも、それぞれの工程で結構香りの感じ方が異なります。
かき混ぜた直後が一番香りを放ちそうに思うかもしれませんが、実際には粉砕中の香りとお湯を注いだ直後の香りを強く感じます。
特に粉砕中のコーヒーの香りは実際に自分で粉砕しなければ感じることは出来ません。
その一瞬のコーヒーの香りを最大限楽しむためにも、ぜひコーヒーを豆の状態で購入してご自身で粉砕していただきたいと思います。
手動式コーヒーミルではなく電動式のミルであっても特に問題はありません。
粉砕中のコーヒーの香りは結構強いものなので電動式のコーヒーミルで多少カバーされていても十分に楽しむことができます。
当店の香り自慢のコーヒー豆
当店取扱のコーヒー豆の中で、香りの特徴のあるコーヒー豆としてはモカイルガチェフェグレード1やドミニカのプリンセサワイニーですね。
またブレンドコーヒーとしてはフローラルモカブレンドが華やかな香りがありおすすめですよ。
特にプリンセサワイニーは豆の状態のままでも甘い香りを放っており毎日のように取り扱いしている私でも袋詰めする時にうっとりとしてしまいます。
このうっとりとする香りを是非皆様にもお楽しみいただきたいです。

香りを最大限に保存しよう
余談ですが、コーヒー豆を長期保存する場合には 豆の状態で保存することをお勧めします。
これは香りだけの問題ではなく品質が変化する速さに関係しています。
コーヒー豆は粉砕されることによって、コーヒーの表面積が増えるために酸素や水分に触れる量が増えるのです。
結果的に時間経過によるコーヒー品質変化が早くなるために、短時間で消費するという場合を除き、豆の状態で密封できる容器に入れて保存するようにしておいてください。
適切な保存方法をすることで、コーヒーの香りを最大限に楽しみましょう。