エチオピア産モカコーヒー豆の精選方法と美味しさの関係| ゆう珈琲

エチオピア産モカコーヒー豆の精選方法と美味しさの関係

久しぶりのブログ更新となってしまいました。

コーヒーの持つ酸味について、美味しい酸味と美味しくない酸味について書こうと思っていたのですが、過去の記事を読み返すと以前にも似たようなブログを書いていたことに気づき急遽変更。

今回はエチオピア産コーヒー豆の精選方法と美味しさの関係について書いてみたいと思います。

エチオピアモカは果肉がついたままの状態で乾燥させる非水洗式(ナチュラル)と水洗式(ウォッシュド)の2種類のコーヒー生豆が存在します。
市場で多く流通しているのはグレード3以下のコーヒー豆で精選方法としては非水洗式コーヒー豆なのです。

これは同じモカのグレード1やグレード2と比較して価格的にも割安感があることから一般的なブレンドコーヒーなどに広く使用されているためです。
一方でスペシャルティコーヒー相応の品質ということで見ていくとどうなのでしょうか?

エチオピアモカの最上級グレード1

エチオピア産のコーヒー豆は欠点数の数によって判断され、その最上級はグレード1です。
最近でこそエチオピアモカのグレード1を入手することは価格面を度外視すれば特別難しいことではありません。

しかし私がコーヒーの仕事に関わり始めた当時(約20年前)はエチオピア産コーヒー豆のグレード1を目にすることはまずなく、水洗式のグレード2が最上級で取り扱いされていました。

実際にはもちろんグレード1も存在していたのですが、その当時は流通量が殆ど無いという状況だったのですね。

エチオピアモカのグレード1を実際に飲めるようになったことに個人的に少し感動しています。

とはいえ今でもエチオピアモカのグレード1というのは数は少なく、価格も高めなのです。

そして水洗式だけでなく非水洗式のグレード1というものも存在しているのです。(注1)

グレードの低いコーヒー豆であれば非水洗式の方が価格が安いのですが、グレード1となると非水洗式の方が価格が高くことも少なくありません。
これはやはり生産面の難度が関係しているのでしょう。

果肉がついたままコーヒーチェリーを乾燥させる非水洗式では乾燥時間や天候などの影響を受けやすく、高品質のものを作ることを考えると難しいと思います。

(注1)場合によっては水洗式でなければグレード1として格付け出来ないこともあるようです。
農協などによって考え方が多少異なるのかもしれません。
生産国の格付け基準自体も変わることもありますので、あくまで現時点で存在している商品についてということで書かせていただいています。

モカグレード1の飲み比べ

実際に味覚面で見ていくとどうなのでしょうか?
水洗式と非水洗式のモカグレード1をそれぞれ飲み比べると味のタイプが異なることがわかります。

まず当店でも取り扱いのある水洗式のグレード1です。
こちらは質感の良い口当たりと酸味を持っており、モカ特有の華やかな香りのあるコーヒー豆です。
まさに最高峰のモカコーヒーと言えるのではないでしょうか?
後味もすっきりとしており最後まで美味しく飲むことの出来るコーヒー豆です。

エチオピア モカ イルガチェフェ G1
エチオピア モカ イルガチェフェ G1
人気のエチオピアモカ。イルガチェフェ地方で生産される良質なウォッシュドタイプのスペシャルティコーヒーです。ベルガモットやシトラスを思わせる香りと雑味のない優雅な味わいをお楽しみください:100g745円

一方の非水洗式のモカグレード1ですが、大きな味の傾向で見るともちろん似ているのですが印象が大きく異なります。
まず全体的に味を濃厚に感じるはずです。

香りもよりはっきりと出ておりボディのある酸味とほのかな甘味を持っているのですが、流石にグレード1のコーヒー豆だけあり嫌な後味というものは感じません。

非水洗式と水洗式のどちらが美味しいのかというのは好みによる部分も大きいので難しいですが、一度は飲み比べしてみると違いを楽しむことが出来るはずです。

当店でも機会があれば非水洗式のエチオピアコーヒーも検討してみようと思います。