店長です。早いものでもう2月です。
年が明けてから、ゆう珈琲ラインアップに新しいコーヒーが3種類入ったのですが、このブログでは全く紹介しないままに1月が終わってしまったので、1つずつ順にご紹介していこうと思います。
今回は「メキシコ チェリン」です
メキシコのスペシャルティコーヒー
メキシコと言えばテキーラとバンジョー、最近ではアメリカとの国境問題ぐらいしかイメージがありませんが(私だけ?)、実はコーヒーの生産国としても有名です。
ラテンアメリカではブラジル・コロンビアに続く第3のコーヒー生産国で、コアテペックのように非常に高級とされるコーヒーも産出しています。
しかしメキシコ産コーヒーは大部分がアメリカに輸出されていることもあって、ブラジルやコロンビアのコーヒーなどと比べると日本でメキシコ産のコーヒーを見かける機会は少ないです。
メキシコ・チェリンはそんなメキシコ産のスペシャルティコーヒーです
2014年のメキシコ National Winner
多くの場合、チェリンの名前は2014 National Winnerの称号とともに紹介されます。
National Winner(ナショナル ウィナー)とはCup Of Excellence(カップ オブ エクセレンス:最高のコーヒーを選ぶコンクールとでも思ってください)の国内代表には選ばれたが惜しくもCOEには選ばれなかったコーヒーに与えられる称号です。
ちなみに2014年メキシココーヒーの全結果はこちら(全文英語ですが、大体分かると思います)
幸い、私はそんな称号や前情報を一切持たずに口にすることが出来ましたので、先入観なしでの感想を書くことができますが、第一印象は「どこかキリマンジャロAAに似ているなぁ」でした。
メキシコとタンザニアでは随分距離も離れているのですが、透きとおった雑味のない味わいや、それでいて芯のしっかりした風味は上質なキリマンジャロによく似ています。(あくまで個人の感想です)
メキシコのコーヒー産地はほとんどが南部にあるのですが、チェリン農園もメキシコ南部オアハカ州にあります。
メキシコの南部と隣接しているのはクリアーな味わい・上質な酸味のコーヒーで評価の高いグアテマラ。
チェリンの雑味のないクリアな味わいを楽しみながら、地理的条件がコーヒーにもたらす影響について思いを馳せておりました。
口当たりはクリーミーな柔らかさ、ほのかに甘みが香り、くせがなく飲みやすいです。
チェリンは限定数入荷。ご注文はお早めに
2017年新商品! として販売開始しましたが、実は他のコーヒーと違って入荷数はそんなに多くありません。
『メキシココーヒーはまた何か入れようと思っている』と珈琲豆バイヤーTs氏が言っていましたが、チェリンが再入荷することはまず無いと思います。
Ts氏の言葉を借りれば、「マイルドな酸味とほのかな甘みのハーモニー」をぜひお試しください
それでは!
メキシコ チェリン

メキシコ チェリン