シナモンのような色の焙煎
シナモンローストとはライトロースに次いで2番目に浅い焙煎の種類です。
名前の通りシナモンに似た色であることからこの名前が付けられました。
シナモンローストもライトローストに近く、酸味が出やすい焙煎の深さですが、渋味がライトローストに比べると軽減することから「浅煎りコーヒー」といえばシナモンローストのコーヒーを使うことが多いように思います。
シナモンローストの味の特徴
酸味と甘みが出やすい焙煎です。
特に酸味に関しては原料由来の酸味がダイレクトに出やすいため、原料の品質がそのまま味で表れます。
日本ではハイロースト以上の深めの焙煎のコーヒーの方が人気があり、その影響もあって販売されているコーヒーは深煎りのものが多いです。
そのため「コーヒーは苦い!」という印象にどうしてもなってくるわけですが、苦味がコーヒーの味の全てでは無いということをこの機会に是非知っていただきたいと思っています。
コーヒーの持つ酸味や爽やかな香りは浅煎りの方が表れやすく、特に「モカ」や「ドミニカ プリンセサワイニー」といったコーヒーは浅煎り~中煎りで楽しんでいただきたいコーヒーです。
焙煎のタイミング
焙煎中に発生する「ハゼ」の音(焙煎中のパチパチとはじめるような音)が無くなる前後のタイミングが目安です。
ただしハゼの音は原料によっても違いがありますので、音だけで判断するのは危険でやはり目視して判断することが大切です。
もう少し焙煎を深くすると中煎りのミディアムローストになり口当たりや風味に違いが生じています。
ロースト別の特徴

ライトロースト |焙煎度合いの違いと特徴
最も浅煎りの名称
コーヒーの焙煎度合いを表す言葉として 「浅煎り」 「深煎り」もしくは「中煎り」などという言葉を耳にしたことがあるかと思います。
専門的な喫...

ミディアムロースト |焙煎度合いの違いと特徴
中煎りで特徴を表現しやすい焙煎
ライトロースト・シナモンローストに次ぐ3番目に浅い焙煎。"ミディアム"の名前の通り「中煎り」に分類されます。ミディアムロースト...

ハイロースト |焙煎度合いの違いと特徴
バランスの良いスタンダードなローストです
ミディアムローストから焙煎を一段階深くしたローストです。
浅い順に数えて4番目、深い方から5番目の焙煎度合いです。
...

シティロースト |焙煎度合いの違いと特徴
喫茶店などで広く使われるローストです煎り具合では中煎りの中でも深い焙煎に分類されます。ニューヨークシティで人気があったことからこの名称が付いたのだそうです。ホッ...

フルシティロースト |焙煎度合いの違いと特徴
ボディ感のある深煎りコーヒーです
シティローストよりももう一段階深い焙煎です。
シティローストと同じく、フルシティローストの名前もニューヨークシティで愛されて...

フレンチロースト|焙煎度合いの違いと特徴
苦味の強い深煎りの焙煎です
コーヒーの焙煎の深さの中でも、かなり深煎りに分類されるローストです。
苦味が前面に感じられ、酸味はほとんど感じません。
豆が黒に近...

イタリアンロースト |焙煎度合いの違いと特徴
最も深い段階のコーヒーの焙煎です
コーヒーのローストの中では最も焙煎が深いのが、このイタリアンローストです。
強い苦味が特徴で、酸味はほとんど感じないでしょう...

焙煎度合いの違いによるコーヒーの風味の変化
コーヒー豆の焙煎について
コーヒー独特の味や香りは焙煎することにより初めて発生します。
同じ原料であっても、焙煎する深さや焙煎時間により味覚面で大きな変...