ライトロースト |焙煎度合いの違いと特徴

焙煎ライトロースト

最も浅煎りの名称

コーヒーの焙煎度合いを表す言葉として 「浅煎り」 「深煎り」もしくは「中煎り」などという言葉を耳にしたことがあるかと思います。

専門的な喫茶店などでは同じストレートコーヒーでも、浅煎り、深煎りの2種類を用意されているところもありますね。

 

 

専門的には上の3種類の分け方はせず、コーヒー豆の焙煎の深さ(度合い)によって細かく8段階に分けられます。

 

 

基本的に、焙煎が浅いコーヒーは酸味が強くなり香り高く焙煎が深くなると酸味と香りが少なくなり苦味が増加する傾向にあります。

 

今回は、もっとも焙煎が浅い「ライトロースト」について見ていきます。

 

 

ライトロースト(Light Roast)

一般的なコーヒーを買う際に、ライトローストで焙煎されているコーヒーを目にすることは非常に稀ではないかと思います。

 

ライトローストのコーヒーはコクがほとんどなく、酸味も強く感じられるので日本ではあまり受け入れられていません。

 

 

しかし近年ではスペシャルティコーヒーの普及もあり、以前よりはライトローストの商品も見かけるようにはなってきました。

焙煎のタイミング

コーヒーの焙煎は「ハゼ」と呼ばれるコーヒーの焙煎中に発生するパチパチ、という音と目視でコーヒーの焙煎の進み方を判断していきます。
しかしライトローストで焙煎する際に音だけで判断しようとすると、失敗し深く焙煎してしまう可能性が高いです。
目視を中心にして焙煎の進行状況を判断し、ハゼの音が開始する前後のタイミングがライトローストになります。

 

 

ライトローストの味の特徴

全体的に酸味が強く表れやすい焙煎です。
苦味が少なく味の濃度も薄くなりますので、ブラックで飲む際に適していると言えます。

 

 

コーヒーの味を確認することをカップテストと呼びます。
カップテストの際には焙煎が浅めのコーヒー豆を使うのですが、その際に使用される焙煎でもミディアムロースト相当です。
一般的に使うことの少ないライトローストですが、原料となるコーヒーの特徴を際立てて焙煎したい場合など、目的に合わせてライトローストで焙煎することで美味しいコーヒーが出来上がるかもしれませんね。

 

 

 

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