究極のコーヒーを作りたい
私がコーヒーの仕事を始めた当初に思っていたことの一つが、「いつか自分が開発した究極のブレンドコーヒーを世に出したい」という事でした。
しかし「究極のコーヒー」といったものはどんなものでしょうか?
飲んだ味わいがどのコーヒーにも負けない、誰からも愛されるコーヒー。
言葉で表現するのは簡単ですが、私が至った結論は「そのようなものは存在しない」ということです。
コーヒーは嗜好品です。
味覚に関しても人によって当然好みがあり、コーヒーの好きな味の系統が変わるのです。
例えば、酸味のある浅煎りコーヒーが好きな人に 深煎りに最適なコーヒーをおすすめしたところで決して美味しいとは感じていただけないでしょう。
スペシャルティコーヒーは究極のコーヒーか?
近年、栽培方法や品質の高さなどによって選ばれるスペシャルティコーヒーが注目を集めています。
スペシャルティコーヒー自体は知らなくても、サードウェーブコーヒー、シングルオリジン、ブルーボトルコーヒーなど、関係した言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか
当店でも販売しているスペシャルティコーヒーの中に、「モカ イルガチェフェ グレード1」というエチオピアのコーヒーがあります。
エチオピアのコーヒーは、生豆300g中に含まれている欠点豆の数によってランクが決定されます。
欠点がほとんど存在しないのがグレード1、欠点豆の含有量が増えるにつれグレード2以上と数字が増えてきます。
欠点豆の中には未熟豆や発酵豆などといった、味に渋味やエグ味が出るなど嫌われる味覚の原因となるものが含まれており、それらを取り除くことで後味のクリアな美味しいコーヒーになると考えることが出来ます。
モカイルガチェフェグレード1は選別を徹底された生豆を使用しています。
ではグレード1が一番美味しいのか、というと一概にそうとも言えません。
味がクリアなコーヒーが好きな人ばかりではないのです。
コーヒーの後味で渋味が好きという人にとっては、味がクリアなコーヒーだけでは物足りなく感じてしまうかもしれません。
スペシャルティコーヒーの原料というのは、基本的に欠点豆の選別を徹底し、生産方法や品種を考慮して作られたものです。
こだわった生産方法としては究極とも言えるかもしれませんが、そういったコーヒーが万人受けするかというと必ずしもそうでもありません。
それぞれの究極のコーヒー
万人受けする究極のコーヒーは在り得ません。
ですが、お1人お1人にそれぞれの究極のコーヒーがあるはずです。
販売するコーヒーを選定する際にも、自分の好みだけで商品を決めるのではなく、味のカテゴリー別にもっとラインアップを充実させ、お1人お1人に究極のコーヒーを見付けてもらえるような「万能のお店」を目指したいと思っています。
ゆう珈琲のコーヒー紹介
モカ・イルガチェフェG1
- 商品名
- モカ イルガチェフェG1
- 販売価格
-
745円(税抜価格 690円)
- 内容量
- 100g
- 焙煎の種類
- ミディアムロースト